登録販売者試験 3章【むずかしい薬効成分の最短攻略方】

資格と登録販売者

第3章の薬効成分は漢方や生薬を覚えるのと同じくらいに大変です。そんなカタカナばかりの薬効成分ですが、名前にあるていどの規則性があるものが多いのをご存知でしょうか?

今回はそんな薬効成分の名前から関連付けたおぼえ方と特徴をご紹介します。

試験頻出のカテゴリーから覚える

「頻出」とは試験にひんぱんに出る…つまり、メッチャ重要!

薬効成分をはじからやみくもに覚えるよりも試験にひんぱんに出てくる成分からしっかりと覚えましょう。

たとえば「殺虫剤」の項目で覚える成分は20種ほどありますが、試験に出る頻度は0問〜1問です。

頭のメモリーをムダ使いしないためにも他の主要なカテゴリーをしっかり覚えてからで十分です。

以下に取り上げた成分は、私が過去問を解きまくった経験から試験にでる頻度が高いものを選出しました。

5章の副作用に出る成分を優先

医薬品の「有効成分」てなんかFFやドラクエの魔法みたいな響き…

スクラルファート!

ジヒドロコデイン!!

なんか強そう(笑)

3章で覚える有効成分は5章の「副作用、してはいけないこと」にも出てくるものもあります。

ここで取り上げられる成分は重要な成分(登録販売者試験の出題者としては特に覚えてほしい分野)ですので最優先で覚えてください。

3章でも出題され、なおかつ5章でも出題される可能性が高いので得点源にしましょう。

アドレナリン作動成分

有効成分の親分的なイメージ

ぜったい押さえとけ!

交感神経の刺激成分は「解熱鎮痛剤」に始まって「鼻炎薬」「痔の薬」「目薬」「ひふに使う薬」などなど非常にたくさん出てきますのでとても重要です。

アドレナリン作動成分の効能は気管支は拡張して血管は収縮です。

気管支と血管を入れ違えた問題が出ますので注意してください。

エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン、トリメトキノール、テトラヒドロゾリン、フェニレフリンなどあります(他にもたくさんあります)

わたしは名前にドリン、ゾリン、レフリン、メトキ、レフリンが入っていたらアドレナリン作動成分と覚えました。

なかでも超頻出はドリンです。そしてその中でもどこのエリアでも必ず出題されるんじゃないかというほどのスーパースターが【プソイドエフェドリン】です。

まねき
まねき

アゲアゲ⤴キングや〜

これは第5章の「してはいけないこと」に唯一入っている成分&4章では「厚生労働大臣が指定している濫用等のおそれのある薬品」なので、アドレナリン作動成分のなかの王様だと覚えておきましょう。

ちなみに濫用等の薬品にはメチルエフェドリン、エフェドリンも入っています。この3つは確実に覚えましょう💊

解熱鎮痛剤

こっちも負けず劣らず

超重要!!

体にウィルス等が入ったときに熱を出すなどして、体を守るために体内で生成される「プロスタグランジン」の産生を抑えるのが解熱鎮痛成分です。

アスピリン、エテンザミド、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェンなどがあります。

わたしはピリン、フェン、ミドが名前に入っていたら解熱鎮痛と覚えました。

アスピリン最強伝説

アセトアミノフェン最優伝説

アスピリンが最強(効き目も副作用も強く、副産物で血液サラサラ)、イソプロピルアンチピリンは唯一のピリン系の解熱鎮痛成分、アセトアミノフェンは優しい効き目で子供や空腹時でも使えることが多いということをおさえておきましょう。

この3つの成分名は毎年どのエリアの試験でも超頻出です!BIG3と覚えておきましょう

いや、タモリとかさんまとかじゃねーし

ざっくりと解熱鎮痛成分は小児や妊婦には使用できない物が多いです。

空腹時(胃があれる)や15歳未満の小児のインフルエンザ、解熱鎮痛成分でぜんそくを起こしたことのある人は使用を控えたり相談することとしているものが多いです。

鎮咳成分

「コデイン」は絶対覚えろ!

4章でもでるぞ!

鎮咳(せきを鎮める)と去痰(たんを出しやすくする)と抗炎症(喉の炎症を抑える)薬効成分です。

まず咳を鎮める成分はコデインとジヒドロコデイン、ノスカピン、デキストロメトルファン、ジモメルファンを覚えましょう。コデイン、カピン、ファンが入っている成分名で覚えましょう。

以上の成分は2章で習った延髄にある咳嗽中枢に働きかけて咳を鎮めます。その中でも1番の試験に頻出成分はコデイン(ジヒドロコデインも)です。

これは4章の【乱用等のおそれ】のあるものとして厚生労働大臣から指定されている医薬品有効成分でも出題されます。

4章でも超頻出の成分なので必ず押さえておきましょう💊

副作用は「依存性」と「便秘」が頻出です。

ジプロフィリンもアタマに

叩き込め!!

そしてもう上記以外に咳嗽中枢ではなく直接気管支の平滑筋に作用する鎮咳成分は唯一、ジプロフィリンです。

これは副作用でてんかんの症状を悪化させる成分としてかなりの頻度で試験に出る成分なのでかならず覚えておきましょう。試験に超頻出です!

それ以外では上に挙げたアドレナリン作動成分が「気管支を拡張」させて鎮咳の目的で配合されることを覚えておきましょう。

去痰成分

痰のキレをよくする成分としてグアイフェネシン、カルボシステイン、ブロムヘキシンが頻出なのでシステインやヘキシン、フェネシンときたら去痰と覚えましょう。

難解な問題だとそれぞれの去痰成分はどんな作用で去痰するのか聞いてくるぜ!

最後にお伝えしたいこと

3章の有効成分はわたしもとても覚えるのが大変でした。そこでまず「目立つ」ヤツから覚えていきました。

もちろん今回紹介した成分を覚えるだけで合格するのはむずかしいです。

でも、「どこから覚えていけばいいか分からん」と参考書を手にしたばかりの方には、取っ掛かりとしておすすめさせていただきました。

キミなら大丈夫✨

ではまた~

こんにちは!
フルタイム労働の会社員のkotaです。2021年6月にいまの仕事とは無縁の資格「登録販売者」を取得するのため9月の試験に向けてに3ヶ月間で仕事をしながら勉強しました。勉強時間もなかなかとれないなかで、勉強のコツや工夫したことなどを中心にお伝えしています。
たまに雑多なブログもアップしますので、どうぞよろしくお願いいたします☆

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