第3章の成分の中には効能が似かよった成分がたくさんありますが、効能効果や副作用がその成分にしかない、目立ったオンリーワンの成分名があります。そんな成分は試験では超頻出なので今回はまとめてみました。
- ジプロフィリン
- タンニン酸アルブミンとカゼイン
- アセトアミノフェン
- イソプロピルアンチピリン
- クロモグリク酸ナトリウム
- ヒマシ油
- オキセサゼイン
- パパベリン
今回取り上げるのは試験に出る頻度が高いので1つでもわからないものがあったらそこだけでも確認してください(=^・^=)
てんかんの人は相談すること
ジプロフィリン
てんかんの方が避けなければいけない成分はこれだけです!
試験に頻出なので必ず覚えましょう!ちなみに効能は咳などで苦しいときに気道を広げる成分です。
牛乳にアレルギーのある人は☓

オンリーワンではなく、オンリーツーですがカゼインとタンニン酸アルブミンです。
いずれも牛乳由来の成分で、効能は胃の粘膜保護などの効能です。
牛乳にアレルギーをもっている方は使用にあたっての注意が必要な成分でよく試験にでてきます。
2つのうち、タンニン酸アルブミンのほうがよく出題されます。
空腹時や子供にも使用できる解熱鎮痛剤
アセトアミノフェン
解熱鎮痛剤はいがいと子供に使えるものが少ないんです。
でもアセトアミノフェンは子供や空腹時にも使用できる成分で、試験にもよく出題されます。
注意事項としては以前に解熱鎮痛薬を使ってぜんそくを起こしたことがある人には他の解熱鎮痛薬同様に「使用してはいけない」です。
副作用が無いわけではありませんので注意してください。
唯一のピリン系解熱鎮痛剤
イソプロピルアンチピリン
他にも成分名に「ピリン」がつくものがあります。
イソプロピルアンチピリンだけが登録販売者の科目の中で唯一のピリン系の解熱鎮痛剤です。
試験にも頻出で、「唯一のピリン系解熱鎮痛薬はアスピリン」ときたら☓です。
肥満細胞からヒスタミンを抑制
クロモグリク酸ナトリウム
肥満細胞から出たヒスタミンが受容体に合体させない抗ヒスタミン成分は多数ありますが、そもそも肥満細胞からヒスタミンを出しにくくする成分はクロモグリク酸ナトリウムしかありません。
抗ヒスタミンと区別できるように覚えましょう。
唯一の小腸を刺激する瀉下成分
ヒマシ油
瀉下成分(便秘に効く成分)は大まかに分けて大腸で効くのか、小腸で効くのか、その他に別れます。
大腸に効く成分は多数ありますが、小腸を刺激して瀉下作用ときて選択にヒマシ油を選ばせる問題は超頻出です。
有効成分が小腸で効くのはヒマシ油だけです。
またこのヒマシ油は駆虫薬の問題でも「駆虫薬と一緒に使うと効果的」や、「妊娠中でも安心して使える」など色々なカテゴリーにまたがって出る成分なので押さえておきましょう。
ちなみに上の2つとも答えは☓です。駆虫薬や妊娠中の方の使用はダメです。
胃液分泌も抑える局所麻酔成分
オキセサゼイン
局所麻酔作用による胃痛の緩和に使われる成分ですが、胃液の分泌も抑える作用もある局所麻酔成分はオキセサゼインだけです。
試験で「胃痛の緩和に使われるが、胃液の分泌は抑えない」ときたら☓です。
この問題も各エリア頻出なので、他の局所麻酔成分と区別して覚えましょう。
胃腸鎮痙成分だけど胃酸は抑えない
パパベリン
胃腸の鎮痙作用にはよく抗コリン成分が使われますが、パパベリンは抗コリン成分ではないのですが痙攣を鎮める作用があります。
でも抗コリン成分と違って胃酸の分泌は抑制しないというややこしい成分です。
さらには抗コリン成分と同じく緑内障を悪化させるという副作用もあるのです。
試験でもこのややこしい成分から「パパベリンは抗コリン成分である」とか、「パパベリンは胃酸を抑制する」などと問われる問題が頻出ですが答えは2つとも☓です。

抗コリンとか抗ヒスタミンとか
それに似た薬効だけと違う成分だとかホントにキライ…
まとめ
登録販売者の3章の成分を覚えるのは漢方を覚えるのと同じくらいに大変です。
漢方同様にも同じような効能をもたらす成分が複数あるからです。
その中でも今回紹介した成分は唯一の効能や副作用の成分です。
試験にもかなりの頻度で出題されますので、こういった特徴のある成分を押さえることで他の成分も自然と頭の中に入りやすくなってきます。

特徴のある成分を足がかりにして覚えて他の成分も攻略していこうぜ!
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