私は第2章「人体の働きと医薬品」の中でも消化器系を苦手にしていました。そんな2章の消化器系を克服した私なりの覚え方と、試験に頻出なところをまるっとまとめてみました。

学生時代からこの筆者は
生体の授業が苦手だった(笑)
消化腺
肝臓
・脂溶性ビタミンや水溶性ビタミンを貯蔵する。
・小腸で吸収されたブドウ糖は血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
・アルコールをアセトアルデヒトに代謝し、さらに酢酸に代謝する。

アルコール→アセトアルデヒト→酢酸の順番を入れ替えた問題がよく出るケロッ
・ビリルビン(赤血球に含まれる黄色の色素)の代謝を行い、代謝物を胆汁にして胆嚢に運ばれる。
・必須アミノ酸以外のアミノ酸を生成している。

肝臓で作られるアミノ酸は「必須アミノ酸以外」のだ!
必須アミノ酸は食べ物などから摂取してるんだぜ!
胆嚢
・肝臓から運ばれた胆汁を濃縮して蓄える器官。
膵臓
・血糖値を調整するインスリンを分泌する。
・食物の消化に不可欠な消化液のトリプシノーゲン、リパーゼ、アミラーゼを十二指腸内に分泌する。
消化液まとめ
胃の消化液 ペプシン
消化液はたくさんあってまぎらわしいですよね。
超頻出なのがこのふたつで、胃から分泌されるペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンとなりタンパク質を消化する消化液です。
試験ではよく「ペプシンは胃酸に反応してペプシノーゲンになる」と逆に出題されます。

覚え方は、ジュースのペプシやコーラで肉を煮ると柔らかくなるっていうケロ。だからペプシはタンパク質(肉)だケロ
膵臓の消化液 トリプシノーゲン、アミラーゼ、リパーゼ
膵臓から十二指腸に分泌されるトリプシノーゲンは膵液によってトリプシンになり、タンパク質を分解します。これもトリプシノーゲンとトリプシンをよく逆に出題されます。
胃で酸性になった消化物を中性にする為に膵液は弱アルカリ性。アミラーゼは炭水化物を分解します。
リパーゼは脂質の分解です。膵臓からは炭水化物、脂質、タンパク質の3つを分解する消化液が分泌されるということで、トリプルなので、トリプシンと覚えましょう。
それとリパーゼは脂質の分解なので、脂質はオイリーということで「オイリーパーゼ」で私は覚えました。

ペプシノーゲン→ペプシン
トリプシノーゲン→ペプシン
どっちも変化すると名前が短くなるぜ!
胆嚢、肝臓からの胆汁
・肝臓で作られた胆汁が胆嚢で濃縮されて十二指腸で脂質の消化を容易にして脂溶性ビタミンの吸収を助け、小腸で再吸収されて肝臓に戻される。

リサイクル的な?エコな胆汁だな!
赤線のところの言葉の入れ替えが試験頻出だ!
消化管
口腔〜食道の試験頻出
・口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門は消化管であり、口腔から肛門までは約9メートル。

↑消化腺ときたら✕だケロ
・口腔内のpHは唾液によってほぼ中性に保たれている。
・歯の咀嚼による消化は機械的消化で消化液による消化は科学的消化。
・歯は硬い象牙質の表面をエナメル質が覆っている。
・食道から消化液は出ない(分泌腺はない)
・食道の上部と下部には括約筋があり、食べたものが逆流しない。
胃
・食べたもの胃内の滞留時間は脂質は長く、炭水化物は短い。
・胃の内部は粘膜で覆われていて胃を保護している。

pH1〜1.5の強酸性の胃液で胃自体が溶かされないのは
粘膜で守られているからだ!胃粘膜ありがとう✨
・空腹時は胃はぺっちゃんこ、食物が入ると風船のように膨らむ。
十二指腸・小腸(約6メートル)
・十二指腸の上部を除く小腸の内壁は輪状のひだがある絨毛(じゅうもう)におおわれている。
・小腸のうち十二指腸から続く上部40%が空腸で残り60%が回腸。

食物が通る順番も十二指腸→空腸→回腸で「空と回」だとくねくね回ってる回腸のほうが長いと覚えるケロ
大腸
・内壁に絨毛はないので、大腸で消化はほとんど行われない。

はい!これ↑各エリアで毎年超々頻出〜🖊
大腸に絨毛があるときたら✕だ!
・大腸は虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S 状結腸、直腸からなる。

虫垂や盲腸はあまり出題されないけど上行結腸〜直腸の順番を聞かれるケロ。順番は「?」で覚えよう。はてなを書く時は、↑→↓だから上行結腸、横行結腸、下行結腸で最後にS状結腸、直腸だケロッ
・糞便は下行結腸とS状結腸に滞留し、直腸は🈳になっている。
・腸内細菌は血液凝固などに関与するビタミンKを産生している。
呼吸器系
外気と接触する呼吸を行うための器官。
鼻腔
・リゾチーム(鼻汁に含まれる)が細菌などを分解する。
咽頭
- 咽頭の後壁に微生物などから体を守る扁桃がある。
喉頭
・いわゆる「のど」にあたる部分で軟骨におおわれていて、特記した部分がのどぼとけ。

ひっかけでよく「喉頭の後壁に扁桃がある」ときたら✕だ。これホントによく出るで〜
気管・気管支
・喉頭から肺に向かう気道が左右に分岐するまでが気管で、その後に肺の中で複数に分岐するまでが気管支。
肺
間質は肺胞と毛細血管を包み込んでいる組織。
循環器系
心臓
・心臓上部は心房、下部は心室

血液が入ってくる入り口は心房
その奥が寝室(心室)。
寝室はふつう家の奥にあるから心室は後ろで覚えよう!
・心室には逆流防止の弁がある
・肺から送られてきた血液は左心房→左心室→全身に送り出される

心臓はからだの左にあるから、だいじな酸素を含んだ血液は左(左心室)から全身に行くとおぼえよう♪
・全身から集まってきた血液は右心房→右心室→肺にいく

肺で酸素をがっつり補給して左心室からフレッシュな血液を全身に回して、酸素を使い果たして右心房→右心室→肺で酸素を補給のサイクルだ!
血管
・血管は自律神経系で制御されている
・静脈は心臓へもどる血液をはこぶ血管
・静脈は血液の逆流を防ぐ弁がある
・動脈は心臓から全身に血液をはこぶ血管
・動脈の多くは体の深部を通っている
・消化管を通っている毛細血管から血液は門脈に集まって肝臓に入る
血液は血漿と血球で構成
血漿は水分とタンパク質とその他の電解質等
・血漿の90%は水分
・タンパク質はアルブミン、グロブリン、フィブリノゲン
・アルブミンは血液の透湿圧を保持している
・グロブリンは異物を認識する抗体の役割

グロブリンは3章のアレルゲンなどの項目でとても重要なんだ。アレルゲンをグローブでキャッチ!だからグロブリン♪
・フィブリノゲンは血小板とともに働いて傷口をふさぐやくめ

フィブリノゲンが傷ついた傷口に集まってもっと強固なフィブリンになる!この順序を逆にした問題が多いぞ!
血球
赤血球、白血球、血小板で構成
・血液全体の40%を占めている
・血液が赤いのはヘモグロビンの色素
・ヘモグロビンは酸素をはこぶのがお仕事
・好中球がもっともおおく、白血球の60%を占めている
・

以下工事中(汗)
がんばります!
脾臓・リンパ系
泌尿器系
目鼻耳など感覚器官
皮膚、骨、筋肉など運動器官
脳、神経系
薬の生体内運命と副作用
・肺は肺自体の筋組織によって動いている✕
・肺胞は周りを粘膜で覆われている✕
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