「登録販売者」の資格を持っているか、いないかで賃金がどれだけ違うのか。
地方や東京などの都市部でどれだけ資格手当にちがいがあるのか。
登録販売者は今後は間違いなく都市部だけでなく地方でも優遇される理由をしたうえで、賃金以上に登録販売者の資格はたくさんのメリットや可能性をおつたえします。
くわえて
大型のショッピングセンターで登録販売者を含め.パート・アルバイトの面接を年間で数十〜100件ほど面接を行っている筆者(2021登録販売者試験も合格)の、面接時に気をつけてほしい事。
知っているか知らないかで採用されるかされないかが決まる、「大事だけど、意外とみんなができていない」ことをまとめました。
登録販売者の求人はドラッグストア以外もある?
みなさんも感じていると思いますが、さいきん身の回りにドラッグストアが増えていませんか?
それと、ホームセンターやスーパー、コンビニなどでドラッグコーナーを新たに新設する店舗も増えています。
イコール「登録販売者」の需要が現在爆上がり⤴︎なんです。
薬を扱うお店は、薬剤師か登録販売者を採用しなければいけません。
しかし薬剤師を雇うには高給な賃金を払わなければいけません。
そもそも薬剤師は慢性的に人手不足で、
それを補おうと登録販売者の資格が生まれたんです。
ということで薬剤を販売したい企業で「登録販売者」の取り合いになっているのが現状です。
がんばって試験勉強して資格取得した甲斐があるというものですね。
登録販売者の賃金
ドラッグストアやスーパー、コンビニでは登録販売者以外の採用も行っていますが、資格を持っているのといないのではどれくらい違うのでしょうか?
採用担当という職業柄、まわりの店舗や都市部や地方の「資格手当」をリサーチしていますが、普通のパートナーさんの基本給に加えて、登録販売者は「資格給」という形でおおむね、+50円〜200円を提示している企業が多いです。
都市部では、【資格手当+400円】なんて求人もありました。
登録販売者の資格給はなぜ違う?
資格級の額の差は「その地域での登録販売者の需求」で決まります。
かんたんに言えばその地域で50円の資格給で求人を出してすぐに採用できる地域なら50円ですし、逆に資格給100円や150円でも応募者が来なければさらに資格給を上げないといけません。
実は最強な「登録販売者資格」
なぜ資格給を吊り上げてでも「登録販売者」の資格者を採用しなければいけないか・・
それは「薬が売れなくなる」からです。
他のふつうのパートナーさんなら不足人員分は回りでカバーしたり、忙しくてもなんとか既存の従業員で乗り切ることができます。
しかし登録販売者資格を持っている人員がいなければ薬を売ることができません。
結果として企業は資格給を上げてでも登録販売者を確保しないといけないんです。
ホームセンターやスーパーなどで薬売り場だけネットでおおわれて、「夕方6時以降は薬を販売していません」など、お店が営業していても薬が売れない時間や曜日があるのはそのためです。
もちろん企業も開店している時間は薬を売りたいので、「登録販売者」を採用して売れない時間や曜日の穴を埋めたいと思っています。
そして今すでに登録販売者が足りている企業も常に、登録販売者が他の企業に転職しないように常に周りの企業の資格手当てや、職場環境に気をつけていないといけません。
つまり「登録販売者」資格は新規採用でも、在職中でも、転職にも最強なんです!
登録販売者の転職はこれだけはやる
多くの方がげんざいお勤めの会社から命じられて、もしくは同僚が持っているので登録販売者の資格を取得されているはずです。
試験会場でも集団で試験を受けにきている方々が大半でした。
もし今の職場からなんらかの事情で、登録販売者の資格を活かした企業に転職する際は必ずやっていただきたいことがあります。
それは自分が通える範囲で全ての「登録販売者資格手当」を確認することです。
同じような地域だからといって資格手当も同じだろうと思いがちですが、私の周りの地域でも登録販売者の資格手当の幅は時給150円も差がありました。
いちばん低い企業は資格手当50円。
高い企業では200円でした。
就職や転職には精神的にも大きな負担になりがちですので、早く決めてしまいたいのが人のさがですが、少し時間をとってじっくり近隣の登録販売者の求人を確認してみてください。
登録販売者だけじゃない、面接時にこれだけは忘れない
以下にまとめたのは、登録販売者に限らず、これからドラッグストアや大型の小売店にパートアルバイトの面接を受ける方に向けて。
知っているか知らないかで採用されるかされないかが決まると言っても大袈裟ではない、大事なことだけど、意外とみんなができていないことをまとめました。
学歴・経歴より人柄が大事

まず登録販売者の限りませんが、面接時に採用、不採用になる方の特徴をまとめました。
私が面接した中で最高学歴の方は慶應義塾大学卒の40代の男性です こんな高学歴なのになぜ?と思いましたがそもそも面接の応募はその方のお母さんからでした。
その時点で「厳しいかな」という印象でしたが実際に面接をしてみると、やはり全く自己主張がなく、仕事に対しての意見や考えを持っておらず採用はしませんでした。
一方で高卒であろうが中卒であろうが快活で明るく、こちらの質問に対してキビキビと答える方は採用される方が多いです。
優秀さんより協調さん
こちらから聞いていないのに延々と自分の得意なことや、やる気をアピールされる方も多いのですが、そういう方に限って採用すると自己主張が強すぎて周りとトラブルを起こす確率が高い傾向なので面接者からは敬遠されます。

何事もホドホドがいいってか?
一方こちらの質問に言葉はつたなくても真剣に考えて回答する方や、明るい印象のかたは有利です。
特に採用官が重要視するのは、周りの人とうまくやれそうかどうかです。
採用者は何が気掛かりなのか

採用者も人間ですので採用したあとに新規入社者が周りとトラブルを起こして「あんな人採用したのは誰!」などと言われたらさすがに凹みます(汗)
結果として自己中心と思える方や協調性の無さそうな方はどんなに高学歴でも、採用を控える傾向にあります。
逆に採用する仕事の経験がなくとも協調性がありそうな方を採用します。
採用して終わりではない
採用したらそれでお終いではなく、その後に採用された方を教育して、実際に手放しで仕事をお願いできるようになるまでにセクションにもよりますが一般に1〜3ヶ月の月日がかかります。
もちろんその間も給料は支払われますので企業にとっては1人前に育つまでは新人さんはマイナスの生産性です もしその途中で辞めてしまったら企業にとっては大損なのです。採用担当は採用後も新人のフォローやケアを行って教育にも携わりますので、余計に面倒そうな人は避ける傾向にあるのです。
新人が辞める原因は人間関係

どこの企業でもダントツに退職理由は職場の人間関係が原因です。
だからこそ採用担当者は「協調性」を最重要視します。
採用した方が後々に仕事で優秀な成績を上げれば、採用者も嬉しいですが、採用時には「その方がどれだけ仕事をこなせるか」は分かりません。
でも「長く続くかどうか」は面接時におよそ分かるのです。
結果として採用に重要視するのは「協調性」なのです
結局面接で何を気を付ければいい?

挨拶と礼儀
最初が肝心ですので面接の最初に気持ちの良い挨拶を自分からしてください。 「面接にお時間を頂きましてありがとうございます」などと、面接担当の時間まで気にしている言葉を伝えたらさらに好印象間違いなしです。
表情や言葉にも注意してください。たどたどしくてもいいので「丁寧な言葉で声を明るく」を心掛けてください 次に大事なのは表情です。 緊張しているとはいえ、笑顔までとは言いませんが口角を意識して少し上げるだけで相手に与える印象が全く違います。
まとめ

ここでお伝えしたのは面接時のスキル的なお話しですが、できたら面接の時だけでなく普段から意識することで面接時に自然とできるようになるだけでなく人生まで良い方向に導いてくれます✨
面接頑張ってくださいね(=^・^=)
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